耐震等級3とは建築基準法の構造基準の1.5倍になったものです。但し、建築基準法の最低基準の仕様規定の壁量を単純に1.5倍したものは耐震等級3にはならないので注意が必要です。
耐震等級3をクリアするためには性能表示計算若しくは許容応力度計算(構造計算)を行い建築基準法の構造基準の1.5倍以上にしなければなりません。
ちなみに1.25倍になったものが耐震等級2となります。
性能表示計算による耐震等級3と許容応力度計算による耐震等級3では強度としては許容応力度計算による耐震等級3の方が大きいです。
計算書も許容応力度計算によるものでは100ページ以上の計算書になります。
業者によっては建築基準法の最低基準の仕様規定の壁量を単純に1.5倍にしただけで耐震等級3相当と謳っているところがありますので注意が必要です。
耐震等級3相当となっている中でただ認定をとらずに計算はしっかり行っているところもあるのでどのような計算書か見せてもらえば悪質なものとそうでないものが確認できます。